カーターテクノロジーズ株式会社

代表あいさつ

カーターテクノロジーズ株式会社の
新たな代表取締役社長に就任した宅間沙織と申します。

私がカーターテクノロジーズに入社した2020年は新型コロナウィルスの感染拡大の真っ只中でありました。LIC TRAINERの存在に憧れ、世の中に必要とされる医療機器をこの手で患者さんに届けたいという熱い思いで入社したのですが、コロナ禍においては営業活動に制限があり、SNS等を活用した情報発信等が私の仕事でした。そのような劣勢の中でも前社長の関根敦は新たなビジネスを模索していました。そこで見出したホームヘルスケア領域への参入やフェムテック領域での新製品開発はいずれも経験したことがないぐらいダイナミックなものでした。何事も自ら考え、想像し、行動する。このような日々は、超高速で時間が過ぎてしまうぐらい仕事に没頭する毎日でした。そして、新製品を市場にローンチし、実際に販売され使用されている状況を目の当たりにした時、この上ない高揚感を味わいました。

これまでの私は、どこにでもいる普通のOL社員でした。長野県で穏やかな高校生活を送り、何となく東京に憧れ東京の大学に入学しました。就職も何となく良いかなという思いで広告業界を目指しましたが、思ったような会社には入れず、紙器の商社に入社しました。その時、担当していた紙器が、医薬品や医療機器で用いられるパッケージであったことから、医療業界への思いが強くなり、医療機器業界へ転身しました。

私の人生は何となくの選択でしかありませんでしたが、とにかく運は良い方で、すべてにおいて不満もなく、常に私はお気楽なラッキーガールでしかありませんでした。でも、カーターテクノロジーズに入社してからは、まったく運だけでは通用しないことを初めて知りました。時には泣いて辞めたくなることもありましたが、あの月経カップが完成した時の感動を知ってしまっては、もう辞めることは考えられません。

今回、代表取締役社長への打診も悩みましたが、チャレンジすることに決めました。運だけに頼っていた私の人生観を変えてくれたこのカーターテクノロジーズで、根拠のあるラッキーガールになるべく、全身全霊をもって、事業の成長に取り組んでいきたいと考えております。そして、わたしたちの製品で患者さまや使用者さまはもとより、医療関係者や地域の方々の健康と生活の質の向上に貢献できればと思っておりますので、今後とも一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

カーターテクノロジーズ株式会社
代表取締役社長　宅間 沙織