いつの間にやら年も明けて、気が付いたら3月になり、BLOGの更新も大変滞っておりました。
最近は、開発中だった案件が、少しずつ製品化に近づいてきており、いよいよ開発投資した資金の回収フェーズに入れればと思い、毎日頑張っている次第です。
毎度のことで、BLOG更新しない言い訳から入りましたが、今回のメディコラムのテーマは、医療機器と健康保険に関することです。
病院で医療機器を用いた治療を受ける場合、健康保険が適用されるケースとされないケースがあります。
ですから治療や検査を受ける際には注意が必要ですし、この点がとても難しいポイントともなってきます。
また、使用の用途によって同じ医療機器を使用しても、健康保険が適用されるかされないかに違いが見られます。
たとえばレーザー治療の場合、火傷やあざなどの治療の際には健康保険が適用されますが、美容目的や歯科治療では適用外となります。こうしたケースが他の機器にも見られるのです。
基本的には最新の高度な機器であればあるほど保険の適用外となります。
その機器が安全性と優れた効果を備えており、特定の疾患の治療に対して不可欠な役割を果たすと判断されて、はじめて健康保険が適用されるようになるからです。
そのため、効果が高くて負担が少ない機器を使用した治療であればあるほど高額の費用がかかってしまうことになります。
美容目的で使用するならともかく、病気・怪我の治療に使用するのに高額の費用がかかってしまうのでは困る、と思う人も多いはずです。
この点に関しては仕方がないとしかいいようがないのですが、治療を受ける際にはどの医療機器がベストで、それが保険適用されるのか、どれぐらいの費用がかかるのかをよく話し合っておくことが大事です。
望まない治療を勝手にされて高額の費用を請求されてしまった、といったトラブルもよく聞きます。
優れた医療機器の効果が必ずしもすべての人に活用できるとは限らない点も、この業界の難しくも悩ましいところでもあるのです。
医師にも説明責任が求められますので、しっかりとお話ししたうえで治療や検査を行っていただければと思います。
以上、久しぶりのメディコラムでした。
ちょっとこれまでのテーマとは違って、直接医療機器の話ではありませんでしたが、保険適用か適用外かは、治療や検査においては大変重要なことかと考え、取り上げてみました。
何か参考になれば幸いです。
次回も不定期で、更新予定です。