唐突ですが、このCarter’s BLOGに新しいコーナーを設置します。
そのタイトルを「メディコラム」と名付けました。
そのままなのですが、メディカルに関する短いコラムを掲載しようと思い、このようなタイトルを付けました。
と言いますのも、これまでのCarter’s BLOGは医療機器の開発や製造に関する専門的な話題を多く掲載していたことから、ある限られた方たちだけが読者ターゲットとなっていました。このように対象とする読者を絞り込んで専門的に記事を記載することは、マーケティング的には良くある手法かと思いますし、間違った方向性ではないと思います。しかしながら、当社としては一般の方々にもう少し医療機器を身近に感じていただき、当社のように小さな会社でも医療機器って作れるんだという「当社を知っていただくきっかけ」になればと考え、メディコラムを立ち上げました。
あまり専門的になり過ぎないように、更に緩く読めるよう努めますので、ぜひ読んでいただけたら嬉しく思います。
さて、第1回目のメディコラムのテーマは「医療機器って何ですの?」です。
少しラッスンゴレライ風に「医療機器ってなんですの~」って感じにしてみました(笑)
医療機器とは病院で治療のために用いられている難しい機械、という印象もありますね。たしかにその通りですが、どうも世間一般では複雑で難しいものとイメージがあるようです。それこそ医師のような専門的な知識を備えていなければ操作することができないもの、操作上でちょっとした手違いを起こしただけでも医療事故に結びつくような「怖い」ものといったイメージです。
しかし実際には医療機器の定義はとても幅広く、日常生活の中で身近に使用しているものも含まれています。おそらく世間一般でイメージされているものはCTスキャンやレントゲン装置、放射線治療、あるいは心電図といった病院に設置されている大掛かりな装置のことでしょう。
こうした装置は年々技術が進歩し、新しい機器が導入されている状況です。
一方、日常生活で身近に使用している医療機器もあります。すべての家庭になんらかの機器があるといっても過言ではないでしょう。その代表格は体温計。昔ながらの水銀式から現在の電気式までさまざまな種類がありますが、これらはすべて医療機器に分類されます。とくに基礎体温を計る女性にとっては非常に重要なものでしょう。それから近年家庭に導入される機会が増えている血圧や血糖値を計る機械、さらにはマッサージ機器なども含まれます。
あと「これもそうなの?」と驚かれそうなものではコンタクトレンズや、傷口を塞ぐための絆創膏なども広い意味で医療機器に分類されます。こうしてみると患者さんや利用している方々に一気に親近感というか、身近な印象を持ってもらえるのではないでしょうか。