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ゴールデンウィークも終わり、いよいよ今週から仕事も本格再開と言った方々も多いかと思います。
当社もカレンダー通りとは言いつつも、試作機の製作のため工場は稼働しておりましたし、私も手順書の整備やQMS省令の読み込み等しながら過ごしておりました。

さて、メディコラムの第2回目のテーマは医療機器における安全性のお話です。アイキャッチ用に設定している写真がかなりドギツイですかね(笑)ちょっと良さそうな画像がなかったので、今回はこれで許してください。

それで、なぜ今回、安全性というテーマを取り上げたかと申しますと、先日、開発に関する打合せの中で、材料の選定をしていた際に「このプラスチックの安全性をどう考えますか?」という質問を製作会社の方から受けたことに始まっています。
医療機器は当然ながら、患者様の健康状態を良くする、またはより良くする道具であることから、安全性は重要なキーワードです。医療機器の製造管理及び品質管理の基準に関する省令(QMS省令と呼ばれております)にも、設計管理の中で、リスクマネジメントを行って安全な医療機器を作りなさいという旨の記載があります。つまり、我々のように医療機器を開発、製造する側においては、その安全性を十分に担保できるように設計しているのですが、使用方法や環境によっては安全性を損ねてしまう可能性もあるのです。
病院で使用される放射線治療などの大掛かりな装置ではちょっとしたミスが大事故や重大な副作用をもたらす恐れがあり、それぞれの専門領域の医師や技師が細心の注意の元で使用されています。
しかし私たちが日常生活の中で使用している医療機器の場合、あまりにも身近なために適切な使用法を行わず、トラブルをもたらしてしまうケースも少なくありません。そう言ったことから、今回のメディコラムでは、皆さまの身近にある医療機器を例に取って、安全性には気を付けましょうというお話を紹介します。

とくに現代社会で増えているマッサージ器について、安全性の側面から考えてみたいと思います。
治療のためというよりも日々の健康にために用いる機会が多い機器のため、ついつい油断して誤った使い方をしたり、健康状態を考慮しない使い方をしてしまいがちなのです。「使いすぎ」は筋肉や関節に負担をかけてしまう恐れがあるので要注意です。

また不用意な使い方で大きな事故をもたらしているケースもあります。例えば衣類がマッサージ器に巻き込まれて死亡事故が起きたケースもあります。高齢者は特に注意したいところです。

マッサージはとても気持ちがよいものですが、強く揉んでいると揉み返しがきます。叩いた場合もその反動が来ることがあるのです。その場は気持ちよくても後になって体のあちこちが痛くなるケースも珍しくありません。

さらに近年ではレーザーなどを使用した家庭用美容機器が普及しています。
こちらも適切な使用方法に注意しておかないと事故に見舞われてしまう恐れがあります。便利だからこそ正しく使用する。これからの医療機器にはそうした面が求められます。患者さんや顧客が安易に使用したり、頼ったりしないよう専門家の視点から注意を呼びかけることも必要かと考え、当社も添付文書や使用方法の作成などには細心の注意を払っております。
ぜひ、皆さまも安全性にはくれぐれも注意し、医療機器をご使用していただければと思います。

以上、2回目のメディコラムでした。次回もよろしくお願いいたします。