2016年9月より自社開発品「LICトレーナー」を発売しました。まだ新しい機器であり、使用方法も理解しにくいというご意見から、お問い合わせいただいた医療機関様には積極的に訪問させていただいております。勉強会や取り扱い説明会を行い、医療従事者の方々とお話しする中で、新しい発見もあります。

今日は、そんな医療機関様への訪問時に気が付いたテーマを取り上げてみようと思います。
テーマは『先生方が望む機器を作ります。たとえ1点モノでも…。』です。
(ちょっと掴みどころのないタイトルで申し訳ありません)

多くの医療機関においては、必ずと言っていいほどお手製の道具を使っている場面を見受けます。
その理由は、様々なのでしょうが、例えば…

①既製品が使いにくくて、使いやすくするために自分で改良するケース

これは完全に使い勝手の問題ですね。医療従事者の方々が使う道具は、自分の手に変わるぐらい重要なモノです。また使う方それぞれに好みもあるでしょうから、最適化したい願望は必ずあるかと思います。

②既製品がお高いので、自作しちゃうケース

これはお金の問題ですね。
みなさんもご存知かと思いますが、医療機器って高いですよね。病院でも予算があるでしょうから、簡単に新しい機器をポンポン買える訳ではないでしょうし。やはり価格は重要ですよね。

③そもそも、使いたい機器がないケース

これは、最初の使い勝手の話に近いのですが、そもそも機器がないというケース。当社が開発したLICトレーナーもこのケースかなと思います。実際に私が最初に病院を訪問した時は、先生方が色々なパーツを組み合わせて、まさにお手製という機器を作り上げておられました。

このように、理由は様々ですが、お手製機器をご使用になっている病院さんは多くあるのです。
そして、ここからが今日のテーマのポイントなんですが

『先生方だけじゃなく、同じような思いを持っている方は必ずいますよ』

ということです。
今回、病院を訪問した際にLICトレーナーの機器仕様や使い方などの説明はもちろんなのですが、「どうしてこれを作ったのですか?」という質問を度々受けました。もちろん頼まれたからという答えもあるのですが、我々はこのニーズはこの先生に限定される話ではないなと判断したのですね。つまり、製品として成立するかなと思ったので、作ったのです。ただし、この製品として成立するというのは、企業スタイルそれぞれなので、たまたま当社の場合はOKでしたが、他社ではNGということもあるので、一概には言えないのですが…

いずれにしましても、

「こんなニーズじゃどこも作ってくれないよなー」

と躊躇されることはないというお話です。このことをぜひ先生方にお伝えしたく今日はブログを書いてみました。
特に当社のような小さな企業は細かなニーズに対応することを売りにしておりますので、お気軽に相談いただければと思います。

たとえ、その先生の特注品1個だけだとしても、心を込めて作らせていただきます。
最後は宣伝のようになってしまいましたが、ぜひ躊躇することなくお声がけください。